キャンピングカーと「8」ナンバー

8ナンバーって何?

8ナンバー車とは、特殊用途自動車の事で、パトカーや消防車、救急車などの緊急自動車や郵便車などの特定事業車、タンク車、ごみ収集車などの車両に与えられるナンバーで、税金と維持費に優遇があります。

キャンピングカーも要件を満たせば、その他の特種用途自動車の分類に入り税金を安くできるため維持費を安くできるメリットがありますので、キャンピングカーを検討している人であれば、8ナンバーについて耳にしたことがあるかもしれません。

 

8ナンバーの税金

税金の優遇があるといわれている8ナンバーですが、実際に自動車税を比較してみると

・自家用乗用車
電気自動車および総排気量1L以下   29500円
1L~1.5L   34500円
1.5L~2L   39500円
2L~2.5L   45000円
2.5L~3L   51000円

・キャンピングカー用途の特種用途自動車
電気自動車および総排気量1L以下   23600円
1L~1.5L   27600円
1.5L~2L   31600円
2L~2.5L   36000円
2.5L~3L   40800円

となっており、約2割程度はお得になります

同様に重量税では

・普通乗用車(13年経過前)
0.5トン以下  4100円 
1トン以下   8200円
1.5トン以下   12300円
2トン以下   16400円
2.5トン以下   20500円
3トン以下   24600円

・特種用途自動車(13年経過前)
1トン以下   4100円
2トン以下   8200円
3トン以下   12300円

となっており、こちらも重量によってお得度は変わってきますが最大約50%ほどお得になります

 

8ナンバーの保険

税金では優遇措置がありお得な8ナンバーですが、保険ではどうでしょうか?

自賠責で比べてみると

自家用乗用自動車   27840円
軽自動車    26370円
特種用途自動車(軽自動車を除く3輪以上の自動車)    34900円
特種用途自動車(軽自動車)    16850円

となっており、7000円ほど割高となります。

また、任意保険では、取り扱っている保険会社が少ないうえに、等級も引き継げない為
こちらも割高にならざるを得ず、保険関連では大きくマイナスとなりそうです。

 

車検費用について

車検では、先に挙げた自賠責保険料、自動車重量税に加え、印紙代および検査、点検整備費が必要になります。
自動車重量税ではお得になりますが、自賠責保険料では割高となります。
それに加えて、8ナンバーのキャンピングカーカーとして認められるための要件の厳密化により点検や検査代が割高となる事が多いようです。

 

8ナンバーはお得か?

総合的にみると、法令改正によって要件が厳格化したため、8ナンバーを取得するには、かなりの手間と費用が掛かることとなり、
税金分のメリットと差し引いても保険などの問題もあり、現在では決してお得とは言えず、8ナンバーを取得するメリットはほぼないといえます。

キャンピングカーあれこれ

キャンピングカーの基礎知識
一般的には、日本では寝泊まりできる設備を備えた車両を「キャンピングカー」と呼んでおり、同様の大型自走式車両はアメリカでは「モーターホーム」と呼ばれています。
キャンピングカーの種類
キャンピングカーには、その形状によって呼び方の種類があります。
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近年人気の軽キャンピングカー
普通車よりも広い居住空間と快適性といったキャンピングカーのイメージからは正反対ともいえる「軽キャンパー」が、今人気となっています。
キャンピングカーと「8」ナンバー
8ナンバー車とは、特殊用途自動車の事で、パトカーや消防車、救急車などの緊急自動車や郵便車などの特定事業車、タンク車、ごみ収集車などの車両に与えられるナンバーで、税金と維持費に優遇があります。
キャンピングカーと価格
キャンピングカーにはさまざまな種類があり、それによって価格もいろいろあります。
実際に軽キャンパーの100万円台程度から、海外製の、数千万円越えの超豪華なものまで、価格帯は非常に幅広くなっています。
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オールマイティで人気なハイエースベース、
キャラバンベースのキャンピングカー

一番人気はバンコンタイプのキャンピングカーです。
なかでも、ハイエース、キャラバンをベースとした車両は他の追随を許さないほどに人気です。
キャンピングカーショー
自分に合ったキャンピングカーに出会うには、実際に見て触れてみるのが一番かもしれません。
「キャンピングカーショー」などのイベントについて解説します。
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