日常点検はとても大切です。事故の防止、故障の防止の為にも是非励行をお願い致します。
お客様による日常点検のお願い
お客様に日常的に行なっていただきたい点検は、下記の通りとなっています。
各項目ごとに、点検時のポイントも紹介させていただきましたので参考にしてください。
尚、メンテナンスの参考に、メンテナンス動画もご用意いたしましたので、合わせて日常点検の参考にしてください。
苦手な方はガソリンスタンドなどを活用して頂ければ便利です。
タイヤの空気圧の確認
- タイヤが冷えている(走行前)状態で点検。
- タイヤ設置部のたわみ状態(つぶれ具合)をみて、空気圧が適正であるかどうか点検しますが、タイヤエアゲージでの点検をおすすめします。
ベース車両の標準値として
とこのような値になります。
弊社のラインナップ車では、この標準値を基準に、乗員及び、家具重量分等により、標準値よりも+10%〜15%増量した値に設定しています。
月に一度位のチェックをオススメします。
ホイールナットの緩み確認
- 車載工具のL型レンチの端部を両手でにぎり、軽く体重をかけるよう力をかけます。
- L型レンチの上にのったり、足で踏んでの締め付けはNGです。
タイヤの溝の深さ、亀裂等ないかの確認
- タイヤ接地面に表示されている、摩耗限度表示(スリップサイン=溝の深さが1.6㎜になったら現れます。)が現れてないか点検。
- タイヤ設置面に極端な片べりなどの偏摩耗がないか点検。
- タイヤの側面や、接地部全周に著しい傷や亀裂がないか点検。また、タイヤ全周にわたり釘、石、その他の異物が刺さったり、かみ込んだりしていないか点検。
灯火器類の確認
- 各ランプのレンズ、反射器に、汚れや変色、破損、ヒビ割れがないか点検。
- 各ランプが確実に取り付けられているか、手でさわって点検。
- 汚れがある場合は、ランプを清掃する、また、破損やヒビ割れ、取り付けに緩みがある場合は、修理または交換する。
- 実際に各灯火器類の点灯作動を確認する。
ベルト類の確認
- エンジンスイッチを必ずOFFにして点検します。
- ベルトのゆるみは、プーリとプーリの中間部を親指で強く押して、たわみ量が規定の範囲にあるか点検。(規定値は取扱書のメンテナンスデータを参照。)
- ベルトの損傷は、目視によりヒビ割れや傷がないか点検。
ベルトにヒビ割れがある場合、早めの交換が必要です。 - 実エンジン回転中にキュルキュルと音がしたり、加速時にキュートいう音がする時は張り具合が悪く滑っている証拠です。
ブレーキオイルの量の確認
- リザーバータンクのMAX(上限)とMIN(下限)の基準線の間に液面があるか点検補助ライン付車は、補助ライン(上限)とMIN(下限)の基準線の間に液面があるか点検。
- 実エンジン回転中にキュルキュルと音がしたり、加速時にキュートいう音がする時は張り具合が悪く滑っている証拠です。
- ブレーキ液面がMIN(下限)より低い場合や、液の減少が著しい状態では走行しないでください。
- 気の混入などによりブレーキの効きが悪くなったり、ブレーキ系統の液漏れが考えられ、思わぬ事故につながる恐れがあります。
エンジンオイルの汚れ・量の確認
- 点検はエンジンの暖気後、エンジンまたはハイブリッドシステムを止めてから、少なくとも5分以上たってから行う。
- オイルレベルゲージを抜いてきれいにふき、ゲージが止まるまで一杯に差し込んで再び抜いたとき、レベルゲージの上限と下弦の間にオイルが付着するかを点検。
- オイル量が下弦以下の場合は給油キャップを取り外してオイルを補給します。
補給後、オイル量を再度点検し、上限と下弦の間であればキャップを確実に取り付ける。 - 上限以上にオイルを補給しない。補給口からゴミが入らないようにする。オイルをこぼさない。こぼした場合は、完全にふきとる。
クーラント液の量確認の確認
- 点検は冷却水が冷えているとき、ラジエーター補助タンクで行います。(ラジエーター内の冷却水が減ると、ラジエター補助タンクから自動的に補給される構造になっています。)
- ラジエーター補助タンクの冷却水の量が、タンク側面のFULL(上限)とLOW
- オイル量が下弦以下の場合は給油キャップを取り外してオイルを補給します。
補給後、オイル量を再度点検し、上限と下弦の間であればキャップを確実に取り付ける。 - 不足している場合は、スーパーロングライフクーラントを水でうすめ、濃度30%(寒冷地50%)にしてラジエーター補助タンクのFULLまで補給する。
- ラジエーターや、補助タンクが暑いときは、キャップを外さないでください。
- 気や熱湯が吹き出してやけどをする恐れがあり、危険です。
- エンジンルーム内に冷却水をこぼさない。FUL以上に冷却水を補給しない。
- 冷却水の量が不足していると、ラジエーターの腐食やオーバーヒートによるエンジン破壊の恐れがあります。
- 冷却水の交換は指定された頻度で実施する。
《キャンピング設備関係の日常点検の一例》
メンテナンス、修理を行う上でのお願い
故障箇所、故障部品をはっきりさせる為、電話・FAX等で、状況を詳しくお伺いしたり、試して頂いたり、ご面倒をおかけする事と思いますが、できるだけ速やかな対応をする為にも、ご協力をお願い致します。
使い方の間違い、故障・不具合は有り得る事ですので、何卒ご理解よろしくお願い致します。
キャンピングカーには、お客様によってはあまり使わないような用品・機能もついております。
頻繁に使用するような機能や装備でない場合も、普段から使ってみて下さい。動かすことでメンテナンスの確認にもなります。