- Q FFヒーターを使用していて、調整ダイヤルを最大にしてから、下げた時、エラーが出ることがあるのですが、何か原因があるのでしょうか?
- A FFヒーターを着火する時には、大きな電気を使用します。
また、着火後、最大の状態から調整ダイヤルを下げると、設定温度を上回ったときにFFヒーターを消火しようとする、サーモスタットというセンサーがはたらきます。この消火時にも大きな電気を使用します。
その時にサブバッテリーの電圧が低い状態だと、調整ダイヤルの緑色のランプが、短い点滅5回の後に、長い点滅を3回繰り返す、低電圧を示すエラーが起こることがあります。
FFヒーターを使用する際には、サブバッテリーの充電も、しっかりと行い使用してください。
- Q車両の燃料が少ないとFFヒーターは着火しませんか?
- A FFヒーターの燃料は車両の燃料タンクから取っています。
燃料がなくなってしまい、エンジンがかからないような事がおきないように、FFヒーターの燃料取り出しの管は短くしています。そのため車の燃料が1メモリ以下の場合、FFヒーターに燃料が行かなく着火しない事があります。まず、燃料を補充して、作動してみてください。
また、一度燃料がない状態で作動させたとき、FFヒーター本体までの配管にエアーをかんでしまい、燃料を補充した後でも一度では着火しません。その場合は、3〜4回ON・OFFを繰り返してみてください
- Q久しぶりにFFヒーターを使おうと思いスイッチを回したら、ランプがゆっくり1回の点滅を繰り返し着火せず。何回かやっていたら着火しました。
- Aスイッチの点滅はゆっくりの点滅回数で何のエラーかがわかるようになっています。
参考までに代表的なもので ゆっくりの点滅0回・・・FFヒーターのエラーロック、1回・・・着火に失敗、2回・・・燃焼中に何らかの原因で火が消えた、3回・・・バッテリーの電圧が低下した、10回・・・オーバーヒートになっています。 0回はスイッチが入った状態で、電源ケーブルにある15Aのヒューズを抜き、2秒後にスイッチをOFFにして再度ヒューズを差込みます。その後スイッチを入れることで解除されます。1回と2回に関してはまず一度スイッチをOFFにしてから、再度ONにする。3回の点滅はサブバッテリーを充電してみる。10回は吹出口、もしくは本体の吸気口が荷物等でふさがれて居ないか確認するという対処をしてみます。
今回は点滅1回で、何度かON・OFFされてつくようになったということですので、長期間使わなかった間に燃料ホースにエアーが入ったものと考えられます。
これは長期間使わないとき良くあるエラーですので、今一発で着火するようであれば問題はないです。
FFヒーターは夏場は使わないですが、1ヵ月に1度ぐらいでよいので、着火確認をしていただけると、いざ使うときのトラブルを防げます。
- Qスキー場で、夜FFヒーターを着けたら、着火せずにエラーコードが出ました。エラーはゆっくり1回点滅。
- A考えられる原因はいくつかありますが、今回スキーに行かれたと言う事で一番考えられる事は車外に付いている吸気・排気の配管が雪などで塞がれていた可能性があります。FFヒーターの排気、吸気の配管は車両下についており、車種によってはタイヤハウスに近い位置に取り付いている物もあります。雪道の走行をした後はタイヤハウスの後ろはかなりの量の雪がこびりついて排気管がふさがってしまいます。必ず雪を落としてFFヒーターの着火をお願いします。
又、車の下が雪で隠れるほど雪が多く積もった場合などは排気ガスの抜けもご注意ください。FFヒーターの排気、車両の排気ガスの抜け道が無く、車両下にたまり、最悪の場合排ガスが車内に入ってくる恐れがあります。少したくさん降ってきたなと思ったらお手数ですが、車両下の雪除け排ガスの抜けを作ってください。吸気・排気の配管ですが、オフシーズンでも鳥や虫が配管に巣を作ってしまって、排気管が詰まっていたという事例もありますので、オフシーズンでも月に1度FFヒーターを10〜20分程度で良いので試運転をされる事をお勧めします。