ここ数年、取り回しと燃費の良さ、安い価格などもあり、人気が急上昇しているのが軽キャンピングカー。各社からも次々と新作が生み出されています。
しかしやはりいなんといっても一番人気はバンコンタイプのキャンピングカー。
なかでも、ハイエース、キャラバンをベースとした車両は他の追随を許さないほどに人気です。
なぜバンコンタイプのキャンピングカーはそこまで人気があるのでしょうか?
バンコンならではの取り回しの良さ
キャンピングカーと聞けば、大きくて取り回しが悪く、市街地では駐車場を探すのも一苦労といったイメージがありますが、ハイエースベース、キャラバンベースの、バンコンサイズの、取り回しはミニバンなどとさほど変わりません。
ハイルーフ不可の機械式などは別として、サイズ的には一般の駐車場にも駐車可能で、普通車が通れるような道であれば難なく通行ができるため、車たび、などの時だけの利用ではなく普段の移動車としても使いやすいのです。
リセールバリューの高さ
トヨタ車、ニッサン車といえば国内のみならず海外での人気は高く、年式が古い車両でも需要があり、買値がつきます。
なかでも耐久性の非常に高いハイエース、キャラバンは海外でも人気が非常に高く、10万キロ以上走った車両であっても、高額での買取が期待できるのです。
実際に中古車販売サイトでは、走行距離10万キロ以上、10年以上の型落ちでも、100万円以上の販売価格で売られています。
10万キロ走った車であっても、車両の程度が良ければ50万前後の買取がつくほどだといわれ、その信頼性からくるリセールバリューは圧倒的なものとなっています。
ハイエース、キャラバンならではの精密で丈夫なつくり
海外での人気によるリセールバリューが高いこと、売れている車だけあってカスタムパーツが多いことなども上げられるでしょう。
ただ、それだけではなく実用部分で大きな差があるといわれているのが、耐久性や作りの良さ。
海外人気やリセールバリューの高さもブランド力だけではなく、そういった部分での信頼が大きいことから来ていると思われます。
重い荷物を載せて何万キロと走っても問題ないような耐久性は、キャンピングカーのベースとしてもピカイチなのです。
バランスのいいサイズ感で大人数での移動が可能
取り回しがいいだけなら、バンコンは軽のキャンピングカーに勝ることはありませんが、軽の室内の狭さと乗車人数は使い勝手は制限されてしまいます。
夫婦や恋人同士の利用や一人旅などには便利ですが、多くの友人や家族で出かけるのには不向きです。
「軽では小さくてダメだけど、バスコンやフルコンも多数乗車できるけど、大きすぎて・・・」といった不満に応えるベストバランスなサイズ感をもったのがバンコンなのです。
家族みんなが乗れて、快適に移動できる。
そんな絶妙なサイズ感でバンコンは人気なのです
日常でも使いやすい取り回しや、信頼性の高い丈夫な作りなどキャンピングカーとして多くの人が求める部分をクリアにし、非常に完成度が高いオールマイティなバランスのよさこそがハイエースベース、キャラバンベースのキャンピングカーの人気の理由なのです。